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一、宗旨
お釈迦様がお説きになった数多くのみ教えは、全て「坐禅の悟り(正法)」が根本になっており、「さとり」は仏教の正門です。
この「さとり」を代々の祖師方が、一つの器の水をそのまま次の器に移すが如く伝えられてきました。
身も心も坐禅に打ち込み、坐の姿そのままが佛であると「さとる」。これが宗旨の本体です。
一、教義
私たちは、生まれながらにして仏様と同じ心、仏心を持っています。
しかしそれを見極めずに貧(とん)瞋(じん)痴(ち)(愚痴を言う)といったもので、苦しみや悩みの種をまいています。
私たちは、お釈迦様の教えを堅く信じ、仏心を極め、人間の本当の姿に目覚めなければなりません。
それには先ず、み教えに従って反省(懺悔)し後悔の功徳によって罪とがが消え、仏様の広大な慈悲が頂かれます。
そうすれば「仏心に目覚めた姿」が現れ、心身共に仏様のみ子となり菩提心が備わり社会のお役に立つことを喜ぶようになります。
その実行を固く誓うこと、これが曹洞宗の教えです。
一、一仏両祖
曹洞宗には、「一仏両祖」の定めがあります。
一仏とは、本尊釈迦牟尼仏であり、両祖とは、高祖承陽大師道元禅師と太祖常済大師瑩山禅師です。
一、大本山
曹洞宗には、両大本山といって、本山が二つあります。
永 平 寺(吉祥山永平寺)開山 道元禅師 福井県吉田郡
総 持 寺(諸嶽山総持寺)開山 瑩山禅師 横浜市鶴見区
両大本山は、曹洞宗寺院の根本であり、信仰の源であります。
一、坐禅
道元禅師は、「坐禅は安楽の法門である。何も考えないで、教えられたとおりに黙って坐ればよい。
坐った姿は仏様の姿であり、その心は仏様の心である」とお示しになっております。
曹洞宗でもっとも大切な修行とされています。
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花の晨に片頬笑み 雪の夕べに臂を断ち 代代に伝うる道はしも 余処に比類は荒磯の
波も得よせぬ高岩に かきもつくべき法ならばこそ
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(一)心の闇を照らします いとも尊きみ仏の 誓願を冀うものはみな 南無帰依仏と唱えよや
(二)憂き世の波を乗り越えて 浄きめぐみにゆく法の 船に棹さすものはみな 南無帰依法と唱えよや
(三)悟りの岸にわたるべき 道を伝えしもろもろの 僧伽に頼るものはみな 南無帰依僧と唱えよや
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